貿易事務の仕事内容とは
貿易事務の仕事は、「貿易業務に関する事務作業」を行います。
事務はオフィスなどでパソコン作業をする仕事ですが、職場によってその内容は異なります。
さまざまな業界の中で貿易業界は、積極的に英語を活用する業界です。
また、貿易業務にはさまざまな法律や決まりがあり、これによって事務作業も専門的な知識が必要になります。
そのため貿易に関する事務は「貿易事務」として、ひとつの仕事として他の事務と区別されています。
貿易事務には資格があるため、これを取得しておくと、より仕事をしやすくなります。
ここでは貿易事務の資格について紹介します。
貿易事務の資格は、「貿易実務検定」
貿易事務の仕事をしたい場合、「貿易実務検定」という資格の取得を目指すと良いです。
貿易実務検定は、「貿易に関する専門的な知識を身につけている証明になる資格」です。
貿易は「輸入や輸出が禁止されている品目」や「輸入できる量」など、さまざまな決まりがあります。
細かな点まで含めるとそのルールは非常にたくさんあり、専門知識となっているのです。
貿易実務検定では、その知識を持っているかどうかが評価されるのです。
貿易実務検定はA級からC級までランクが分かれており、A級が最も上位の資格となっています。
貿易事務をしたい場合、まずはC級の資格を取得しましょう。
事務の仕事は専門知識が比較的必要ないため、C級でも十分に対応できます。
ただ、C級の勉強でもきちんと取り組む必要はあるため、スクールや通信教育教材で学ぶことが大切です。
貿易実務検定の難易度は年によって差があり、合格率は50~70%になることが多いです。
これは他の資格と比べても一般的な数字であり、しっかり勉強すれば誰でも合格できる可能性はあるということです。
もちろん何もせずに合格できるわけでないため、日々コツコツと勉強する必要があります。
また、C級を取得したら、次はB級やA級などにもチャレンジすると良いでしょう。
資格を取得するほどあなたのチャンスは広がり、事務だけでなくより大きな仕事ができるようになる可能性もあります。
するとより仕事にもやりがいが出てきて、収入も上がりやすくなります。
貿易事務では、日頃から英語に接することもよくあります。
そのためTOEICなど、英語に関する試験も受けておくと良いでしょう。
より高いスコアを持っていると、貿易事務の仕事に就きやすくなります。
貿易実務検定の資格を取得しよう
貿易事務の仕事を始めたい場合は、貿易実務検定の資格を取得することをおすすめします。
これを持っていると貿易に関するさまざまな専門知識を持っている証明になるため、転職などで有利になります。