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聴診器

医師の資格について

医師になるための条件

医師になるには医師免許を取得しなければなりません。
この医師免許というのは国家資格であり、国の法律によって定められた規定を満たした人のみが取得できます。
資格無しに診療をしたり治療をしたりするのは法律違反であり罰則を受けることになります。

国家試験を受けるためには、医学部や医科大学に通い、医学について学ぶことが必要です。
この医学部や医科大に合格することが医師になるための最初に訪れる大きな関門です。

医学部に現役で合格することも決して簡単なことではありません。
特に人気の国立大学の医学部の場合には、合格者のほとんどが浪人生であり、現役生は指で数える程度であることも多々あります。
浪人生の内訳を見ても一浪よりも二浪や三浪しているという人もたくさんいるほど難易度の高いものなのです。

医学部や医科大に合格をしても、そこからも大変です。
医師というのは人の命を預かる仕事です。
そのため、しっかりと勉強をして、資格を与えることを認めて良いということが認められなければ、簡単に免許の交付ができません。

そのため、大学に入ってからも勉強が大変ですし、中には大学内に入ってからも留年をしてしまう人もいます。
大学での勉強とその復習とが大変であるために、学生時代にアルバイトをすることができないという人も多くいるほどです。

国家試験の内容

医師の国家試験は毎年1度しか行われません。
そのため、この一度の試験で不合格となると翌年までリベンジをすることができないのです。

国家試験の合格率は例年90パーセント近くあり、その数字だけを見ると簡単なように思われてしまいます。
しかし、実際には膨大な量の試験内容を頭に入れて確実に知識を身につけた人しか合格できないような試験内容です。

そのため、万全の準備をして望んだ人しか合格をすることができずそのような準備をした人がたくさんいるためにこのような合格者のパーセンテージとなっています。
現役の医学部生であっても国家試験に不合格となる人もいます。

浪人生活というのはとても大変なものであり、精神的なプレッシャーも大きいです。
国家試験に合格していないために、医師として働くことはできないですし、就職先が決まっていた場合には内定取消となります。
翌年の国家試験の際に再度挑戦して、改めて採用試験を受けることになりますから、社会に出るのも1年遅れてしまいます。

浪人生の国家試験合格率は決して高いとは言えません。
やはり、一度不合格になったということでモチベーションの維持が難しいですし、試験のプレッシャーも大きいためです。
そこで、可能な限り現役で合格できるよう、学生時代にしっかりと勉強をすることが大切です。