日本語教師の仕事を知っていますか?
日本語教師は文化や倫理観が違う外国人に日本語を教える重要な役割を担っています。
日本語のみならず日本の文化や習慣に興味をもってもらうため、判りやすく明確に教えなければいけません。また、生徒にとっては教師の立ち居振る舞いが日本人のスタンダードだと思われます。
想像していたよりも胆力が必要な仕事かもしれません。
ここでは、そのような日本語教師に向いている人や日本語教師のやりがいについて紹介していきます。
日本語教師養成講座とは
日本語教師として活躍するにはある一定の条件をクリアしなくてはなりません。その条件とは下記の3つです。
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- ①大学、大学院で日本語教育に関する教育課程を専攻していた。または、日本語教育に関する項目を26単位以上取得している。
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- ②日本語教育に関する学位をもっているか、日本語教育に関する研修を指定された機関で420時間以上受講し、修了している。
- ③日本語能力検定試験に合格していること。
日本語能力検定試験に合格し資格を取得するためには、一般的に日本語教師資格取得の専門学校へ通うことになります。日本語教師養成コースで既定の講習・実習時間を修了したあと、日本語教師として自身が活躍を目指します。
文化庁によると、日本語教師として試される知識や能力は
グローバルな感覚とさまざまな教養、あふれる人間性、日本語だけでなく教育に関する情熱、専門知識や能力
引用元:文化審議会国語分科会|日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)
です。また、日本語教師は体形的に以下の内容を教えるように定められています。
- 日本人の言語生活等に関する能力・知識
- 日本語構造の体系的な知識
- 現在の日本の事情
- 言語学的知識・能力
日本語教師に向いている人とは
日本語教師にはどんな人が向いているのでしょうか。いくつか日本語教師に向いている人の特徴をピックアップしてみました。
教えることが好きな人
日本語教師は、人に日本語を教え伝わらなかったことをサポートします。つまり人と接したり、話したりすることが好きな人に向いている職業と言えるでしょう。自分が教えた日本語が、人の成長につながると感じる人に向いている職業です。
日本が好きな人
日本語教師が教えることは、言語だけではありません。日本の文化などについても教えます。そのため、日本について興味がある人、正しい知識を伝えていきたい人が向いています。日本の良さを伝えたい人は特に向いている職業です。
コミュニケーションが得意な人
授業の予習をしても、本番ではさまざまな生徒の反応に慌ててしまうかもしれません。そのため、その場の状況に柔軟に対応できる人が求められます。
日本語教師のやりがい
日本語教師に限らず、教えるということは、信頼関係を築くということでもあります。
生徒にしたわれたり、去る時に手紙を渡したりしてくれたら感動するでしょう。